「パソコン教室ISA」ライターチームです。
現在の仕事や就職活動に活用するために、国家資格を取得したいと考えている人もいることでしょう。国家資格というと難易度が高いイメージがあるかもしれませんが、独学で取得できる資格も数多くあります。
本記事では、独学で取れる国家資格を難易度別に紹介します。また、国家資格と民間資格の違いや、国家資格を選ぶポイント、おすすめの学習方法なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
国家資格は取得が難しい?
ここでは、そもそも国家資格とは何か、取得しやすい国家資格があるかについて解説します。
国家資格とは?
国家資格とは、国の法律に基づいて知識や技能などが判断され、その資格があると証明されるものです。資格なしにはその職に就くことができない「業務独占資格」と、特定の役職を名乗れる「名称独占資格」などがあり、仕事に直接活かせるものが多くあります。
取得しやすい国家資格もある?
国家資格のなかで、受験資格が設けられていないものは取得しやすいといえます。一部の国家資格の受験要件には、大学や専門学校の卒業資格や実務経験などがあるため、受験資格を得る準備だけでも大変です。そのため、短期間で国家資格を取得したい人や、難易度が低い国家資格を探している人は、まずは受験資格がないものに絞ったほうが良いでしょう。
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国家資格と民間資格の違い
なぜ国家資格は民間資格よりも役立つといわれることがあるのでしょうか。ここでは双方の資格を比較しながら解説します。
法律の定めの有無
先述したように、国家資格は国の法律によって定められています。したがって、国や地方自治体、またはこれらが管轄する機関が試験を実施しています。
一方、民間資格に法律の定めはありません。受験についても、民間団体が任意で実施しています。例えば、MOS資格や日商簿記試験などは民間資格の一例です。
なお、かつては国家資格と民間資格の中間に「公的資格」がありましたが、2005年に廃止されています。
仕事に活かしやすい
弁護士や税理士、医師などの業務独占資格は国家資格を持っていないとなれません。また保健師や理学療法士、介護福祉士などの名称独占資格も、国家資格を持っていなければ職業を名乗れません。したがって、目指す仕事によっては国家資格の取得が必須です。また、資格を持っていることで、雇用に直接結びつく場合もあります。
一方、民間資格には上記のような社会的地位の保証はありません。しかし、認知度が高い民間資格や、即戦力のスキルを証明するような民間資格は、就職や転職が有利になります。また、実用的で専門的な資格も多く、国家資格に劣るとは一概にいえません。
社会的な信用がある
国家資格は国によって知識やスキルを認定している資格であるため、社会的な信用が高い傾向があります。国家資格を取得すれば、長期にわたり実務や就職活動に活用できるでしょう。
一方、知名度の低い民間資格では、社会的信用を得られない場合があります。この場合、たとえ有用な資格であっても評価を受けられず、仕事の機会を増やせないことがあります。
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国家資格を選ぶポイント
多くの国家資格のなかから自分に合った資格を選ぶためには、どうすれば良いのでしょうか。2つのポイントを解説します。
難易度・受験条件
受験する国家資格を選ぶ際は、難易度や受験資格が厳しすぎない資格を選ぶと良いでしょう。難易度が高すぎれば挫折しやすくなります。また、受験資格が設けられている場合、受験できるまでに長期の準備が必要になる場合もあるからです。
特にスクールに通わず独学で資格取得を目指す場合は、ハードルが高すぎる国家資格はおすすめできません。自身のスキルや経験を加味して、無理のない資格取得プランを立てると良いでしょう。
取得後の活かしやすさ
国家資格の取得後に仕事に活かせるかどうかは、学習のモチベーションを維持するための重要なポイントです。資格取得によって希望の職種に就けたり、就職・転職が有利になると分かったりすれば、やる気も出やすくなるでしょう。
一方、漠然とした目的で資格取得を目指せば、途中でモチベーションを失ってしまうかもしれません。どの国家資格の取得を目指すにしても、学習時間や費用はそれなりにかかるので、良い自己投資になる資格を選ぶ視点も大切です。
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独学で取れる国家資格【低難易度】
ここでは、独学でも資格取得しやすい低難易度の国家資格を紹介します。いずれもIT系ですが、基礎知識が中心なので幅広い職種で役立ちます。
ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する全般的な知識を証明できる国家資格です。あらゆるビジネスでIT化が進む現代では、IT人材に限らず事務職や営業職など、どの分野でもITパスポートの資格が役立ちます。
ITパスポートは参考書や問題集も数多く市販されており、独学で取り組みやすいのもメリットです。知識や経験が乏しくても、早ければ3~4か月で資格取得を目指せます。
情報セキュリティマネジメント
情報セキュリティマネジメントは、サイバー攻撃や情報漏洩の対策など、情報セキュリティに従事する人が取得している国家資格です。
近年はインターネットやスマートフォン、テレワークの普及などにより、情報セキュリティに対する需要がますます高まってきました。情報システム部門、個人情報を取り扱う業務部門、管理部門などへの就職や、業務への応用に役立ちます。
基本情報技術者
基本情報技術者は、ITの体系的な知識を証明する国家資格です。そのため、ITエンジニアの登竜門的な資格になっています。例えば、次のステップとして応用情報技術者の取得を目指せます。また、前述した情報セキュリティマネジメントの資格取得も、この基本情報技術者の資格取得後に目指しても良いでしょう。
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独学で取れる国家資格【中難易度】
ここでは、キャリアコンサルタントと危険物取扱者乙種4類の2つを紹介します。難易度は低くありませんが、就職やキャリアアップにつながる国家資格です。
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタントは、就職や転職のアドバイザーとしての知識を証明する国家資格です。名称独占業務で、この資格を取得しないとキャリアコンサルタントと名乗れません。
キャリアコンサルタントの実務経験がない人は、厚生労働大臣の認定を受けたスクールにおいて、150時間の講習を受けると受験資格を得られます。
参考:「キャリアコンサルタント登録制度等に関する検討会報告書」を公表します~キャリアコンサルタントがその役割を果たしていくために~|厚生労働省
危険物取扱者乙種4類
危険物取扱者乙種4類とは、化学工場やガソリンスタンドなど、危険物を取り扱う職場で働く人に役立つ国家資格です。難易度の低いものから種類を並べると以下のとおりです。
- 丙種:ガソリン、灯油、軽油、重油などの取り扱いができる
- 乙種:試験(1~6類)に合格した種類の危険物の取り扱い、定期点検、保安監督ができる
- 甲種:全危険物の取り扱いや定期点検、保安監督ができる
一般的には、丙種から取得を目指します。
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独学で取れる国家資格【高難易度】
ここでは、「士業」に就くために必要な国家資格を紹介します。業務独占資格で、難易度が高いのが特徴です。
行政書士
行政書士は、官公署に提出する書類の作成や確認、手続きの相談業務などができる国家資格です。行政書士は専門性が高い「8士業」の1つで、資格取得によって安定的な就業、収入を見込めます。
例えば、法人設立の手続きや遺言書作成、土地活用についての法律相談など対応できる範囲は広いため、活躍の場を広げられるでしょう。一方、専門的な知識が求められることから、独学での資格取得が難しいと感じる人もいます。
宅地建物取引士
宅地建物取引士(宅建士)とは、不動産取引の専門的な知識を証明できる国家資格です。不動産取引の重要事項の説明、重要事項書面への記名、契約書(37条書面)への記名などの独占業務があります。
試験は1年に1回のため、確実に合格できるよう学習を進めることが重要です。独学の場合は、綿密で余裕を持った学習計画を立てておくと良いでしょう。
独学での勉強方法
独学の場合、スクールと違って合格までのナビゲーター役がいないため、自分の現状を把握しながら学習するのがコツです。
具体的には早い段階で過去問に取り組み、弱点を埋める方法が効果的です。十分な知識を得てから過去問に取り組もうとすると、合格のための勉強からズレる可能性があるので気を付けましょう。毎日短時間でも良いので過去問に取り組むようにしてください。
独学で合格するためのポイント
独学で合格するためには、満点を狙わず、得点配分が多いところを優先して効率的に勉強することが大切です。知識習得のインプットだけでなく、過去問を解くアウトプットもバランスよく取り入れましょう。
また、仕事や学業、家事に忙しい人は、隙間時間の活用も重要なポイントです。通勤時間や、休憩時間の5~10分など、ちょっとした時間を積み上げていくと勉強時間を確保しやすくなります。
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独学のデメリット
独学には学習時間や場所を自由に選べること、費用負担が少ないことがメリットですが、デメリットもあります。
独学は自己管理が必要
スクールや通信教育と違って、独学は自分で学習計画を立てて実行していく自己管理能力が求められます。自分に適した教材選びから始めて、必要な学習時間を見積もり、進捗管理していく必要があります。仕事や家事に忙しい場合、どこで勉強時間を確保するか、生活スタイルの見直しを含めて検討しなければなりません。
独学だと質問ができない
独学だと分からない点を質問できないため、一部分につまずくと多くの時間を浪費してしまうケースも少なくありません。また、講師からアドバイスを受けられず、自分の理解度や成長具合が判断しにくい面もあります。その結果、自分に合った学習方法や教材などを試行錯誤しなければならず、非効率な学習に陥りがちです。
モチベーションを維持しづらい
1人で勉強する独学は、モチベーションを維持しづらいのもデメリットです。スクールの場合、同じ目標を持つ者同士で切磋琢磨する雰囲気があるため、自然とやる気が生まれます。直接他人と話す機会がなくても、マーカーがびっしり引かれた教材を見たり、的を射た質問を聞いたりすると、自分も頑張ろうと思うものです。
こうしたメリットは独学にはないため、目標をしっかり定めてモチベーションを自分で保つ必要があります。
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独学が向いていない人の特徴
独学が向いていない人の特徴は、自己管理が苦手な人です。例えば、1日の勉強時間を決めていても守れない、計画を実際の進捗に合わせて修正できないといった人は、独学に向いていません。
また、資格取得自体が目的の人も独学には不向きです。資格取得は本来、転職や現在の会社でのステップアップなどの手段にすぎません。資格の活用用途がなければ、モチベーションを保てず挫折しやすくなるでしょう。
独学以外の勉強方法
独学以外の勉強方法ならスクールがおすすめです。スクールであれば、合格に最適なカリキュラムで効率的に学習できます。また、一部のスクールでは資格の活用方法も教えているので、取得後の成長につなげやすいのもメリットです。
平日に通学する余裕がない人は、土日に集中講座があるスクールを利用すると良いでしょう。同じ目標の仲間と切磋琢磨してモチベーションを維持しながら、メリハリのある学習ができます。
国家資格は、民間資格よりも信頼性や知名度が高い傾向があります。独占業務に就けたり、転職に有利になったりと、資格取得のメリットが大きいのが特徴です。さまざまな難易度の国家資格があるので、自分のスキルや目的に応じて資格を選ぶと良いでしょう。
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