「パソコン教室ISA」ライターチームです。
就職や転職を考えるときや技能アップを目指したいときに、持っていると役に立つのが資格です。簡単に取れる資格から取得することで、その後のステップアップにつながるでしょう。
本記事では、簡単に取れて、仕事探しやスキルアップにも役立つ資格を紹介します。資格取得に向けた勉強方法や、よくある疑問点もまとめて解説するので、ぜひ参考にしてください。
資格を取ると役に立つ？
資格を持っていると就職活動や技能アップに役立つ理由を3つ紹介します。
履歴書の資格欄に書ける
就職や転職の際、採用担当者に自分の経験や能力をアピールする材料となるものの1つが、履歴書です。履歴書の資格欄に自身が持っている資格を記入することで、能力やスキルの証明になります。資格欄が空白の場合、向上心が少ないと判断されやすくなる一方で、資格欄への記載が多ければ、努力家であることをアピールしやすくなるため就職に有利です。
特定の業務スキルを証明できる
特定の業務スキルが必要な仕事の場合、資格を持っていることで自身にスキルがあることを証明できます。特定の業務スキルをアピールしたくても、客観的に証明できるものがなければ説得力を持たせることはできません。資格の取得は、採用担当者から好印象を持ってもらうための有効な方法の1つといえます。
粘り強さをアピールできる
資格を取得するには勉強をする必要があることから、粘り強さや努力できる人材であることのアピールにも役立ちます。また、学習習慣が身についていることを示せれば、就職後も能力やスキルに伸び代があると判断されやすくなります。たとえ希望職種とは関係ない資格であっても、履歴書には持っている資格をすべて記入しましょう。
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簡単に取れる資格の条件
簡単に取れる資格とはどのような資格を指すのか、4つの条件について解説します。
受験の条件が設けられていない
資格によっては、特定の学校を卒業していることや勤務実績があることなど、受験するための条件を設けているものもあります。勉強するだけでは取得できない資格があるため、注意しましょう。反対に、受験条件が設けられておらず誰でも受験できる資格であれば、簡単に取れる資格といえます。
過去の合格率が高い
過去の合格率を確認するのも、簡単に取れる資格を確認するための1つの方法です。合格率が低い資格は難易度が高く、合格率の高い資格は難易度が低いと考えられるため、合格率の高い資格を選択すると良いでしょう。ただし、資格試験に必要な知識を受験者の大半が持っているような資格は、必ずしも取得が簡単とはいえないため、見極めが大切です。
費用があまりかからない
資格を取得するためには費用がかかります。気軽に受験するには、勉強するための教材費や、受験費用などができるだけ少ないものを選ぶと良いでしょう。費用の負担が大きいと、何度も受験したり、勉強を続けたりすることへのハードルが高くなりやすいため、注意が必要です。
勉強が短時間で済む
資格の種類ごとに勉強時間の目安があります。長期間の勉強が必要な資格は難しい傾向にあるため、勉強時間が短くて済む資格を見つけることもポイントです。ただし、資格取得にかかる時間には個人差もあるため、あくまで目安と考え、どの資格を取得するのかをよく検討しましょう。
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簡単に取れる資格一覧
簡単に取れる具体的な資格を5つ紹介します。取得する資格を選ぶ際の参考にしてください。
パソコン能力評価試験4級
簡単に取れる資格の1つ目は、パソコン能力評価試験4級です。パソコンを扱うための基本的な知識ともいえるWord、Excel、PowerPointなどのスキルを証明するために役立ちます。受験費用は無料で、かつ独学で取得しやすくオンライン受験も可能なため、誰でも気軽に受験できることが特徴です。
タイピング技能検定8級
タイピング技能検定8級は、キーボードタイピングの技能を証明できる、パソコン入門者向けの資格です。制限時間なしで何度も受験できるため、受験のハードルが少ないことも特徴です。日頃からパソコンを扱っている人であれば難しくないため、資格取得の手始めに受験してみるのもよいでしょう。受験料は無料で、自宅で受験が可能です。
ICTプロフィシエンシー検定試験（P検）
ICTプロフィシエンシー検定試験（P検）とは、パソコンの知識を活かし、実際の状況に応じて解決できる能力を証明する資格です。インターネットセキュリティ、情報モラルなどの基礎知識があるかどうかが問われます。5級であれば、普段パソコンを扱う機会が多い人なら比較的簡単に取得できるでしょう。
Googleアナリティクス個人資格（GAIQ）
Googleアナリティクス個人資格（GAIQ）とは、自社のWebサイトを解析するツールである、「Googleアナリティクス」の運用能力を証明できる資格です。Googleが公式認定しており、履歴書はもちろん、名刺やプロフィール欄に資格を記載できます。Webマーケティングに詳しい人材として、自身をアピールする際に役立つでしょう。
MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）
MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）とは、マイクロソフト社が認定する、Microsoft Officeのスキルを証明するための資格です。一般（スペシャリスト/アソシエイト）と上級（エキスパート）があります。合格率は公表されていないものの、比較的高いとされており、受験ハードルは低いといえるでしょう。
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職務別・簡単に取れる資格
次に、職務別におすすめできる簡単に取れる資格についてそれぞれ解説します。
事務系職務
事務系の職務で役立つ簡単に取れる資格のおすすめは、以下の4つです。
- 日商PC検定
パソコンを使った文書作成やデータ活用ができることを証明する資格です。 - ビジネス文書検定
ビジネス向けの文章を作成できることを証明したい場合に役立ちます。 - 秘書検定
社会で働くために必要な一般的な常識、マナーを理解していることを証明する資格です。 - 医療事務検定
医療機関で働く際に有利な資格で、受付業務や会計業務、診療報酬請求業務などを行います。
営業系職務
営業系の職務で持っていると役に立ち、かつ簡単に取れる資格は以下の4つです。
- 営業士
営業担当者としての知識が身についていることを証明できる資格です。 - 販売士
販売能力を客観的に判断できる資格のため、流通や小売業界で役立ちます。 - ビジネス実務法務検定試験3級
契約書の内容に不備や不利益がないことを確認するための資格です。 - ファイナンシャル・プランナー（FP）3級
保険や不動産などの業界に就職したい場合に役立つ、お金の知識全般に関する資格です。
短期間で簡単に取れる資格
次に、短期間の勉強でも比較的簡単に取得できる資格を4つ紹介します。
- ITパスポート
パソコンを使った情報処理能力があることを証明する資格です。IT知識のない人でも180時間程度の勉強で取得できるため、挑戦しやすいといえるでしょう。 - 甲種防火管理者
公共施設などの建物において、火災の被害を最小限にくい止めるための責任者になれる資格です。国家資格でありながらも国家試験はなく、2日間程度の講習を受けることで取得できます。 - 食品衛生責任者
飲食店や飲食物の製造工場などで、衛生管理を行うための資格です。6時間程度の講習を受けた後、テストに合格すると取得できます。 - 調理師免許
調理師免許の取得には、厚生労働大臣が認める学校や施設で学ぶ方法と、調理の実務経験を2年以上積んだ後に試験を受ける方法があります。後者であれば、専門の学校を卒業しなくても実務経験によって取得可能です。
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簡単に取れる資格の勉強方法は？
簡単に取れる資格の勉強方法として考えられる、2つの方法について解説します。
スクール・通信教育
スクールや通信教育を利用すると、効率的に勉強できる上、勉強へのモチベーションを保ちやすくなります。また、分からないことがあった際に、講師にその場で質問できることもメリットです。簡単に取れる資格であっても、スクールや通信教育を活用することでさらに勉強時間を短縮できるため、忙しい人ほどおすすめの方法といえます。
独学で勉強する
勉強するための費用を抑えたい場合は、独学で学ぶ方法もあります。独学で資格取得を目指す際に懸念点となるのが、モチベーションの維持やスケジュール管理が難しいことでしょう。また、独学の場合は勉強範囲を正確に把握することが難しいため、学習が思ったよりも効率的に進まない可能性があります。独学での勉強は、学習意欲を保てる自信がある人におすすめです。
簡単に取れる資格のよくある質問
最後に、簡単に取れる資格について、よくある質問を紹介します。
簡単に取れる国家資格はある？
国家資格で簡単に取れる資格には、前述したITパスポート、ファイナンシャル・プランナー（FP）3級があります。ITパスポートは経済産業省が認定する国家資格で、合格率が50%以上の比較的簡単に取得できる資格です。
また、ファイナンシャル・プランナーは、1級・2級・3級のいずれも厚生労働大臣が認定する国家資格で、3級の合格率は80%程度と難易度も低いことが特徴です。実生活で役立つお金の知識も身につくため、取得しておいて損のない資格ともいえるでしょう。
一日で簡単に取れる資格は？
簡単かつ1日で取得できる資格なら、忙しい人でも取得しやすくおすすめです。例えば、以下のような資格は講習を受けるだけで取得できます。
- 食品衛生責任者
- 防火管理者
- 倉庫管理主任者
- 救命講習
おすすめの勉強方法は？
資格を取るために勉強する際は、資格講座やスクールを利用することをおすすめします。簡単な資格といえども、独学の場合はモチベーションを保つことが難しく、勉強効率が悪くなりがちです。スクールを利用すればモチベーションを保ちやすい上、勉強方法が体系立てられているため、スムーズな資格取得を目指せます。
就職や転職活動における面接の際、自身の能力を客観的に示すためには資格を取得することが有効です。簡単に取れる資格は意外と多く、なかには1日で取得できるものもあります。自身の知識やスキルアップの材料として、まずは簡単に取れる資格から挑戦してみましょう。
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