「パソコン教室ISA」ライターチームです。
デジタル化やIT技術の進歩が著しいなかで、ITパスポートは取得したい資格の1つです。しかし、ITパスポートは「取得しても意味がない」と言われることがあり、受験すべきか迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ITパスポート試験が意味ないといわれる理由について解説します。ITパスポートを取得するメリットについても解説しているため、参考にしてください。
ITパスポートとは
ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を有していることを証明する国家資格です。情報技術に関する基本的な知識や理解を認定することで、ビジネスシーンにおけるIT利用能力の向上を目指します。
具体的には、AIやビッグデータなどに代表される新しい技術や、セキュリティやネットワークなどの知識を身に付けられます。
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ITパスポートの主な試験内容
ITパスポートの主な試験内容は以下の通りです。
- ストラテジ系(経営全般):32問程度
- マネジメント系(IT管理):18問程度
- テクノロジ系(IT技術)(IT技術):42問程度
また、それぞれの分野における出題範囲は以下の通りです。
分野 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|
ストラテジ系 | 企業と法務 | 企業活動 法務 |
経営戦略 | 経営戦略マネジメント 技術戦略マネジメント ビジネスインダストリ | |
システム戦略 | システム戦略 システム企画 | |
マネジメント系 | 開発技術 | システム開発技術 ソフトウェア開発管理技術 |
プロジェクトマネジメント | プロジェクトマネジメント | |
サービスマネジメント | サービスマネジメント システム監査 | |
テクノロジ系 | 基礎理論 | 基礎理論 アルゴリズムとプログラミング |
コンピュータシステム | コンピュータ構成要素 システム構成要素 ソフトウェア ハードウェア | |
技術要素 | 情報デザイン 情報メディア データベース ネットワーク セキュリティ |
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ITパスポートが「意味ない」といわれるのはなぜ?
ITパスポートを取っても意味がないといわれる理由はいくつかあります。ここからは、意味がないといわれる具体的な理由と、それぞれの詳細について解説します。
独占業務がない
ITパスポートを取得しても独占業務がないことが、意味がないといわれる理由の1つです。税理士や社労士といった資格には、資格取得者のみが行える独占業務が存在します。
そのため、転職や独立に役立ち、地位や収入が安定しやすい傾向にあります。しかし、ITパスポート試験の取得者には独占業務がありません。そのため、ITパスポートを取得する意味を疑問視する人もいます。
難易度がそれほど高くない
ITパスポートの難易度はそれほど高くありません。ITパスポートは、IPAが主催するIT系の国家資格である情報処理技術者試験の1種です。
しかし、情報処理技術者試験の中には難易度ごとにレベル分けされており、ITパスポートは最も基本的なレベル1に位置づけられています。
難易度が低く取得しやすいことや、希少性の低さなどから、ITパスポートという試験の価値に疑問を感じる声があります。
就活でのアピールとしては物足りない
ITパスポート単体では、就職活動でのアピールポイントとして活用しにくいといわれています。ITパスポートはテクノロジ系、ストラテジ系、マネジメント系など幅広い基礎知識の証明にはなりますが、IT業界で活用できる知識やスキルを持っているとは判断されにくいです。
そのため、即戦力な人材とは見なされず、就活で有利になるとは言い難い傾向にあります。
ITパスポートを取得するメリット
ITパスポートは取得しても意味がないと言われることがありますが、取得するメリットはいくつかあります。以下は、具体的なメリットとそれぞれの詳細です。ITパスポートの取得を検討している人は、参考にしてください。
自身のIT力向上につながる
ITパスポートを取得すれば、IT業界における基礎的な知識を身に付けることが可能です。そのため、社内の情報システム部門や、IT企業と円滑なコミュニケーションを取りやすくなります。
また、幅広いIT知識を網羅的に取得していることを客観的に証明できるため、他業種からIT業種へ転職する際に役立つ可能性があります。
上位資格の取得に活かせる
ITパスポートを取得するメリットとして挙げられるのが、上位資格取得のためのステップとなることです。
情報技術者試験にはさまざまな難易度の資格があります。そのなかでも、ITパスポートは最も基礎的な内容を扱います。
ITに関する基礎的な知識を身に付けられれば、将来的に上位資格を取得する際の土台となります。
就職や転職で有利になる場合がある
ITパスポートは、IT系資格の中で最も基本的なレベルのものであり、専門性の高い技術職に直接繋がるものではありません。
しかし、IT業界への関心や最低限の知識を持っていることを示す証明として有効です。例えば、新卒や未経験から、テクニカルサポートやヘルプデスクといったITサポート業務に就職したい場合に、有利となる可能性があります。
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ITパスポートを取得するのに向いている人
ITパスポートを取得するのに向いている人には、いくつかの特徴があります。
以下は、具体的な特徴とそれぞれの詳細です。ITパスポートの取得を検討している人や、ITパスポートを取得すべきか悩んでいる人は、参考にしてください。
IT業界への関心があるが基礎知識が不足している人
IT分野に興味はあるが、基礎知識・専門知識が不足していると感じる人には、ITパスポートの取得が向いています。
ITパスポートは、ITに関する基礎知識・専門知識を体系的に学ぶことが可能です。難易度も高すぎないため、ITやパソコンが苦手な人でも挑戦しやすく、IT業界への足掛かりになります。
キャリアチェンジを考えている人
ITパスポートの取得に向いている人として、キャリアチェンジを考えている人が挙げられます。現在は非IT職種で働いているが、IT業界へ転職したいという場合、ITパスポートはその第一歩となる資格です。
ITパスポートは、ITに関する基本的な知識を学べるほか、IT業界へ関心を持っていることを証明できます。なおかつ、未経験者でも挑戦しやすい内容のため、キャリアチェンジを考えている人におすすめです。
上位資格取得に挑戦したい人
ITパスポートは、将来的に上位資格を取得したいという人にもおすすめです。ITパスポートの内容自体は比較的難しくありませんが、上位資格を取得する際の基礎固めとして役立ちます。正しい基礎知識を身につけることで、より難易度が高い上位資格への挑戦がしやすくなります。
なお、ITパスポート自体は専門性を求められる内容ではありません。しかし、IT知識がない人の場合は、取得まで約180時間の学習が目安となります。
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ITパスポート試験を取得するための勉強方法
ITパスポート試験を取得するための勉強方法はいくつかありますが、代表的な勉強方法は以下の2つです。ここでは、それぞれの勉強方法の詳細を解説します。
本・参考書
ITパスポート試験を取得するための勉強方法として挙げられるのが、本・参考書の活用です。ITパスポート試験対策の参考書は、幅広い範囲をカバーしています。具体的には、ITの基礎知識から詳細な技術解説、ビジネス応用などです。
初心者の場合は本・参考書を活用して、ITの基本的な用語や概念を理解することから始めましょう。
ITパスポート試験公式サイトの過去問題
ITパスポート試験に関する公式サイトである、情報処理推進機構(IPA)のサイトでは、過去に出題された問題が公開されています。
実際に出題された問題を活用することで、本番と同じような形で勉強することが可能です。また、過去問題を解くことは、試験の傾向と対策の理解にも繋がります。苦手な分野や弱点となる部分を把握して、克服を目指しましょう。
ITパスポートは難易度が比較的低いとされており、基本的な知識を証明する資格として認知されています。しかし、ITやパソコンへの知見が乏しい人の場合は、取得が難しいと感じる場合もあるでしょう。
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