MOSは、正式名称を「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」と言い、Microsoft社のOfficeツールに関する知識やスキルを証明する世界的な資格です。受験資格は特に設けられていないため誰でも受験できますが、合格するためには、試験日に合わせてしっかり準備しなければなりません。
この記事ではMOSを受験する人向けに、試験日と受験方法、当日までの流れや注意点などを解説します。ぜひ、参考にしてください。
MOS全国一斉試験の試験日は?
MOSの試験は2種類の方法で実施されており、「全国一斉試験」はその1つです。
試験日はあらかじめ決められており、原則毎月1回、第2日曜日に開催されています。
(※月2回開催の場合もあり)
2024年の試験日はすでに発表されており、8月18日、9月15日、10月13日、11月10日、12月8日です。試験日のおおよそ1か月半~1か月前に申し込み受付がスタートするので、チェックしておきましょう。
全国一斉試験の会場は?
全国一斉試験の試験会場は、全国各地に用意されています。都道府県ごとに1~6か所ほど用意されており、申込時に第1候補から第3候補まで選択可能です。
実際に受験する会場は受験票で指定されるため、一番近い会場で受けられるとは限りません。あらかじめ交通費や交通手段、移動に要する時間も確認しておくとよいでしょう。
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MOS随時試験の試験日は?
MOSのもう1つの受験方法は、「随時試験」です。随時試験の試験日は、会場によって異なり、毎日実施している会場もあれば、毎週実施している会場もあります。
自分の都合に合わせて試験日が選べるので、学習スケジュールが立てやすいのが特徴です。試験までにどのくらいの期間が必要なのか検討し、試験日が合わせやすい試験会場を選びましょう。
随時試験の会場は?
随時試験は、全国各地にある約1,500のパソコン教室などが会場となっています。自分で好きな会場を選択できるので、最寄りや受験しやすい会場を選んで受験可能です。
ただし、会場ごとに試験日が設定されているので、会場に直接問い合わせが必要です。会場によって規模が異なり、受験人数が限られるケースもあるので、希望する受験日があるなら早めに問い合わせしておくとよいでしょう。
また、会場となるパソコン教室では、MOS対策講座などが実施されているケースも多いため、講座を受講して試験会場に慣れておくのもおすすめです。
東京・千葉・埼玉・神奈川の会場をお探しなら、パソコン教室ISA併設のISAテストセンターが駅から近く便利です。日程によっては1営業日前の朝まで申込みを受け付けています。
MOS試験日までの流れ
MOSの試験に挑むには、試験日までに以下の流れで手続きを済ませておく必要があります。手順ごとに解説するので、確認しましょう。
試験日と会場を確認し申し込む
MOSの試験を受けるには、試験日と会場をチェックして、申し込みする必要があります。試験日を決める際には、受験までに必要な学習期間などを考慮するとよいでしょう。
全国一斉試験の場合は、公式サイトからオンライン上で申し込み可能ですが、随時試験の申し込みは、各会場で直接手続きが必要となります。会場への試験日の問い合わせと併せて、申込み方法も確認しておきましょう。
受験者IDを登録する
初めてMOSを受験する場合は、事前に受験者IDを登録しておく必要があります。受験者IDは、MOSの公式サイトから無料で登録でき、一度登録していれば繰り返し使用可能です。
随時試験を検討しており、受験者IDを事前に登録できない場合は、試験会場で登録できるケースもあります。試験会場に申告しておきましょう。
受験者IDの取得はこちら
受験票をメールで受け取る
全国一斉試験の場合は、試験前に受験票がメールで届くので、必ず確認してください。試験会場や試験日、試験の時間が記載されています。
受験票は、試験日の2週間前までには届きますが、万が一届かない場合は、試験日の3日前までに問い合わせます。
随時試験で申込の場合は、受験票が発行されるかは試験会場によります。
試験日当日に会場で受付してもらう
試験当日は、遅れないように会場に行き、受付を済ませます。受付時間に遅れると欠席と判断されてしまい受験できません。また、受験料の返金や試験日の振り替えもないので注意が必要です。
また、忘れ物にも注意しましょう。当日必要なもののリストは、以下の通りです。
- 受験者IDと設定したパスワード
- 受験票(随時試験の場合はない会場もある)
- 写真付きの身分証明書
- 学生証(学割適用者のみ)
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MOS試験当日の注意点
MOSの試験日当日には、特に以下の3点に注意が必要です。事前に確認・対策しておきましょう。
持ち込み禁止物を確認しておく
MOSの試験会場には、持ち込めないものがあります。持ち込んでしまうと不正とみなされる可能性があるので、持ってこないか、ロッカーなどに預けておきましょう。
会場への持ち込み禁止物は、以下の通りです。
- 外部と通信可能な携帯電話やスマートフォン、その他デバイス
- 試験の内容を記録できるメモや筆記用具、USBメモリ、カメラなど
- 時計やスマートウォッチ
- 問題集や参考書などの書籍
- 飲食物
普段使うパソコンと仕様が異なるケースがある
各試験会場には、受験用のパソコンが用意されており、指定されたパソコンで受験します。そのため、普段使っているパソコンとは仕様や画面の大きさ、解像度などが異なるケースがあり、使いにくいと感じる可能性があります。試験会場では規定を満たしたモニターを使用しているため多少普段の環境とは異なることがあっても焦らず対応しましょう。
機材トラブルにより再試験になる可能性がある
万が一試験当日に、機材トラブルや通信障害などが発生し、試験に影響が出た場合は、当日か後日に再試験が手配されます。再受験となった場合でも、受験料の返金対応はないため注意が必要です。
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MOS試験の結果はいつわかる?
MOS試験の結果は、試験終了後にすぐわかります。受験後、パソコンの画面に点数と合否が表示されるので、確認しましょう。合否にかかわらず、点数や正解率などを記した試験結果レポートがもらえます。
また現在は、紙面での認定証は交付されておらず、合格認定証とデジタル認定証がWeb上で閲覧できます。必要であれば、自身で印刷も可能です。
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MOSの試験日までにしておく準備
MOS試験日が決まったら、以下の2点の準備を進めましょう。合格に近づくためには、自分の現在の知識やスキルを見極め、適切な準備が必要です。
試験日までの学習スケジュールを立てる
MOSの試験に合格するためには、試験日までに使える時間を逆算して、最適な学習スケジュールを立てておく必要があります。まずは、受験する科目と自分のスキルを比較して、どれくらいの学習時間が必要なのかを考えましょう。
また、該当科目の出題範囲を確認して重点的に学習するポイントを洗い出し、計画的に学習を進めるのも大事です。
自分に合った勉強方法を見つけておく
MOSの学習方法には、書籍などを使った独学やパソコン教室への通学、通信講座の利用などがあります。学習スケジュールを立てるのと併せて、自分のやりやすい方法をみつけておきましょう。
試験日当日の環境に慣れておきたいなら、随時試験を実施しているパソコン教室での学習がおすすめです。最寄りで試験会場となっているパソコン教室がないか、事前にチェックしておくとよいでしょう。
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MOS試験の概要
試験対策には、自分が受験するMOS試験の概要をしっかり把握しておくのも大事です。ここからは、MOS試験の概要を大きく2つに分けて解説します。
MOSの試験科目は大きく分けて5つ
MOSの試験科目はExcel、Word、PowerPoint、Access、Outlookの5つです。一般(スペシャリスト/アソシエイト)と上級(エキスパート)に分かれており、それぞれで難易度が異なります。
また、各科目で該当ツールの基礎知識や応用知識が求められます。なかでもExcel、Word、PowerPointは、ビジネスシーンで活用する機会が多く、人気の科目です。
バージョンが3つある
科目ごとの試験内容は、バージョンごとに異なります。現在実施されているバージョンは、2016と2019、365の3つです。迷う場合は、最新版の365を受験するとよいでしょう。
Officeツールは、バージョンごとに機能が異なるため、該当するバージョンの教材を使って学習が必要です。間違った教材を使ってしまうと、操作方法や問題が理解できない可能性があります。
MOS試験の受験料は?
MOSの受験料は、科目に関わらず料金は一律となっており、下記の通りです。
- 一般(スペシャリスト/アソシエイト):10,780円(税込)
※学生の場合は8,580円(税込) - 上級(エキスパート):12,980円(税込)
※学生の場合は10,780円(税込)
ただし受験料は随時変動する可能性があるので、試験に申し込む前に必ず最新情報を確認しておきましょう。
MOSの試験日は、全国一斉試験か随時試験のどちらで受験するかによって異なります。実施される会場も異なるので、事前に確認し、受験しやすい試験日で受験できるよう、調整しておきましょう。
試験日が決まったら、受験対策が必要です。随時試験の会場としても登録されている「ISAパソコン教室」では、マイクロソフト社も認めるMOS試験対策のオリジナルカリキュラムを用意しています。40年近く教室を営んでいる実績があり、教室にいる講師の質も高いのが特徴です。
試験会場にも慣れながら、MOSの試験対策がしたいという人はぜひ、以下から資料をご確認ください。