エクセルのショートカットキーとは？定番から効率を上げる応用までメリットとともに解説

Excelの魅力をお伝えする「パソコン教室ISA」ライターチームです。

普段からエクセルを活用しており、より効率的に作業したいと考えている人も多いでしょう。この記事では、業務の速度や精度を高めたり、エクセルの煩わしい作業を減らしたりしたいと考えている人に向けて、エクセルのショートカットキーの一覧を紹介します。

今回紹介するショートカットキーを活用し、日々の業務の効率化に役立ててください。

Contents

エクセルにおけるショートカットキーとは？
エクセルでショートカットキーを使うメリット
【初心者向け】エクセルのショートカットキー10選
【中級者向け】エクセルのショートカットキー10選
【上級者向け】エクセルのショートカットキー10選
エクセルのショートカットキーを効率よく覚えるには？

エクセルにおけるショートカットキーとは？

エクセルのショートカットキーとは、マウスで行う操作においてキーボードを活用したり、マウスの操作そのものをキーボードで置き換えたりすることを指します。キーボードのキーを組み合わせて使用するため、操作アクションは「ショートカットキー」と呼ばれています。

ショートカットキーを使うと、より効率的にエクセルを活用できるようになります。

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エクセルでショートカットキーを使うメリット

エクセルでショートカットキーを使う場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットを解説します。

作業効率の向上

ショートカットキーを使用すれば、マウスでメニューを選択したり、ツールバーのオプションをクリックする作業にかかる時間を削減できます。セルの移動やデータのコピー＆ペーストなども、ショートカットキーを活用するとキーボードを押すだけですぐに対応可能です。それぞれの作業でショートカットキーを活用すれば、作業全体の速度が向上します。

マルチタスクの円滑化

ショートカットキーを活用すればキーボードとマウスを行き来する必要がなくなり、無駄な作業を減らせます。手元の操作に集中でき、同時に複数の作業に対応するマルチタスクがよりスムーズにこなせます。特に、複数のウィンドウやアプリケーションを同時に扱う場合、ショートカットキーの活用により大幅な効率アップを期待できるでしょう。

作業の正確性の向上

マウス操作と比較すると、キーボード操作は、特定のアクションを意図的かつ正確に実行しやすいです。たとえば、作業を元に戻す「Ctrl + Z 」や、セルの範囲を選択する「Ctrl + Shift + Arrow keys」などを活用すると、マウス操作で発生しがちなクリックのミスを防止できます。その結果、作業の正確性を高められます。

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【初心者向け】エクセルのショートカットキー10選

エクセルのショートカットキーには、さまざまな種類があります。まずは、初心者向けのショートカットキーを紹介します。

Ctrl + N

Ctrl + Nは、エクセルの新しいワークブックを開くショートカットキーです。そのとき開いているファイルとは別で、新しいファイルを作成したい場合に役立ちます。

Ctrl + S

Ctrl + Sは、ワークブックを保存するショートカットキーです。エクセルで作業したデータを失わないためには、こまめな保存が大切です。ショートカットキーを押すだけで簡単に上書き保存に対応できます。

Ctrl + C

Ctrl + Cは、選択したセルや範囲をコピーできるショートカットキーです。マウスを使ってコピーするには右クリックをしてコピーする動作が必要ですが、ショートカットキーを使えば瞬時にコピーが完了します。

Ctrl + V

Ctrl + Vは、コピーしたセルや範囲を貼り付けるショートカットキーです。「Ctrl + C」でコピーした内容を「Ctrl + v」で貼り付ければ、コピー&ペーストの作業の効率化になります。

Ctrl + X

Ctrl + xは、選択したセルや範囲を切り取るショートカットキーです。「Ctrl + c」ではコピーした内容がそのまま残りますが、「Ctrl + x」なら内容をその場所から切り取れます。また、任意の場所を選択して「Ctrl + v」を押すと貼り付けが可能です。

Ctrl + Z

Ctrl + zは、直前の操作を取り消すショートカットキーです。誤って作業した場合に押すと、操作を取り消して元の状態に戻せます。

Ctrl + Y

Ctrl + Yは、取り消した操作をやり直すショートカットキーです。「Ctrl + z」で操作を取り消した後、再びその操作に戻したい場合に使用できます。

Ctrl + 矢印キー

Ctrl + 矢印は、矢印キーの方向の端にあるデータへ移動するショートカットキーです。エクセルでは膨大なデータを扱う場合も多いでしょう。「Ctrl + 矢印」を使用すれば、端にあるデータをすぐに確認できます。

Ctrl + Shift + 矢印キー

Ctrl +Shift+ 矢印は、キーの方向にある最初の空白セルの手前までを選択するショートカットキーです。並んでいるデータをまとめて選択したい場合に重宝します。

Ctrl + P

Ctrl + pは、印刷ダイアログボックスを開くショートカットキーです。瞬時に印刷ダイアログボックスを開けるため、エクセルを印刷する際の手順をスピーディにできます。

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【中級者向け】エクセルのショートカットキー10選

ここでは、基本的なショートカットキーを理解している中級者向けのショートカットキーを紹介します。

Shift + Ctrl + 1

Shift + Ctrl + 1は、選択したセルの数値をカンマ形式にし、千の位ごとにカンマを挿入するショートカットキーです。数値の桁を見やすく表示したい場合、書式設定をすぐに変更できて便利です。

Shift + Ctrl + 5

Shift + Ctrl + 5は、選択したセルの数値をパーセンテージ形式にし、数値をパーセント値として表示するショートカットキーです。エクセルで割合に関する数値をまとめる場合に活用できます。

Alt → H → O → I

Alt → H → O → iは、現在の列または選択した列の幅を、最長のセルに合わせて調整するショートカットキーです。すべての列の文字が見えるようにしつつ、幅をそろえたい場合に使用します。

Alt → O → C → W

Alt → o → c → wは、列の幅を手動で調整できるダイアログボックスを開くショートカットキーです。「Alt → h → o → i」では列の幅を自動で調整できますが、個別に手動で調整したい場合は「Alt → o → c → w」を押して数値を入力しましょう。

Alt → O → R → E

Alt → o → r → eは、行の高さを手動で調整できるダイアログボックスを開くショートカットキーです。「Alt → o → c → w」では列の幅を調整できるのに対し、「Alt → o → r → e」を使うと行の高さの調整が可能です。

Ctrl + Page Up/Page Down

Ctrl + Page Up/Page Downは、開いているワークブック内の前後のシートへ移動できるショートカットキーです。下部にあるシートタブをいちいちクリックする必要がなく、すぐにシートの移動ができます。

Shift + Space

Shift + Spaceは、現在選択しているセルが含まれる行全体を選択できるショートカットキーです。同じ行にあるデータをすべてまとめて選択したい場合に使用します。

Ctrl + Space

Ctrl + Spaceは、現在選択しているセルが含まれる列全体を選択できるショートカットキーです。同じ列にあるデータをすべてまとめて選択したい場合に使用します。

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【上級者向け】エクセルのショートカットキー10選

ここでは、エクセルをさらに効率的に活用するために役立つ上級者向けのショートカットキーを紹介します。

Ctrl + 1

Ctrl + 1は、セルの書式設定のダイアロボックスを開くショートカットキーです。選択したセルまたはセル範囲に適用されます。フォント、境界線、数値の形式などの詳細な設定を変更したい場合、すぐに設定画面を開けて便利です。

Ctrl + Alt + V

Ctrl + Alt + vは、形式を選択して貼り付けるためのダイアログボックスを開くショートカットキーです。
「Ctrl + c」でコピーした内容や「Ctrl + x」で切り取った内容は、そのまま貼り付けると形式も引き継がれます。「Ctrl + Alt + v」を使用すれば、値のみ、書式のみ、数式などの形式を設定したうえで貼り付けができます。