「パソコン教室ISA」ライターチームです。
IT転職で役立つ資格や、資格の選び方について解説します。また、取得にかかる費用や時間の目安なども把握しておくとよいでしょう。さらに、資格取得を活かしたキャリアアップの方法も解説するので、IT業界への転職を検討中の方は参考にしてください。
IT転職に有利!資格取得のメリット
IT資格は自身のスキルを客観的に証明する手段として信頼性が高く、転職の際に採用担当者に実力を示す重要なポイントになります。また、資格を取得する過程で専門的な知識や技術を習得でき、特定の分野への理解が深まります。資格を持っている従業員に手当を支給する企業もあるため、給料面でのメリットも期待できるでしょう。
IT転職で取得する資格の選び方
IT転職を目指す上で資格取得は重要ですが、目的やキャリアに合わない資格を選ぶと労力が無駄になることもあります。そこで、IT転職で取得する資格の適切な選び方を解説します。
資格取得の目的を明確にする
資格を取得する際は、なぜその資格が必要なのか目的や理由をはっきりさせることが大切です。希望する職種に必須であったり、スキルアップの一環として必要であったりするなど、目的を明確にしましょう。
資格取得の具体的な目標や必要性をしっかり意識していれば、内容が難しくて勉強が困難なときも前向きに取り組めます。
資格に優先順位をつけて選ぶ
資格の取得を目指す際は、自身に必要な資格をピックアップして優先順位をつけることが大切です。IT資格には「国家資格」と「民間資格(ベンダー資格)」があり、それぞれ特徴や難易度が異なります。
国家資格は、特定の製品に依存しない幅広い知識を学べるだけでなく、有効期限がなく一度取得すれば永久に活用可能です。民間資格は企業が自社製品に特化したスキルを認定するもので、更新が必要であり、受験費用も高めです。

実務と資格のバランスを取る
IT業界では、資格よりも実務経験が重視されるケースも多く見られます。資格を持っていても、必ずしも転職で有利になるわけではありません。
また、資格取得には多くの時間や費用がかかるため、転職のタイミングを逃してしまうリスクもあります。実務経験と資格取得のバランスを取り、効果的にキャリアを築きましょう。
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未経験者におすすめのIT資格
IT業界未経験者にとって、基礎的なスキルを学びながら実力を証明できる資格は転職の大きな助けになります。ここでは、初心者でも挑戦しやすく、業界での信頼度も高い資格を厳選して紹介します。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験の区分のなかでも、基礎的なレベルに位置づけられています。
IT業界で一定の知識があることを証明できる資格として、未経験者にもおすすめです。基本情報技術者試験の内容が難しいと感じた場合は、より初心者向けのITパスポート試験の受験を検討してみましょう。
ITパスポート
ITパスポート試験は、セキュリティやネットワーク、データベースなどのITの基本的な知識に加えて、経営戦略や財務、サービスマネジメントなど幅広い分野を学べる国家資格です。
ITパスポート試験の合格率は比較的高く、IT関連の資格としては取得しやすい点が特徴です。



応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験のひとつです。基礎知識を問う「レベル1」から専門的な知識を問う「レベル4」まで難易度別に区分されているなかで、「レベル3」に該当します。
基本情報技術者試験やITパスポート試験よりも難易度が高く、幅広い知識を身につけることができます。
CCNA
CCNAは、ネットワーク機器の大手である「シスコシステムズ」が提供する認定資格で、ネットワーク技術者としてのスキルを証明できます。
また、CCNAはいくつかのシスコ認定資格のなかで、5段階中の「一般(スペシャリスト/アソシエイト)」に位置します。ネットワーク技術者としてのキャリアを築いていきたい未経験者におすすめです。
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経験者におすすめのIT資格
IT業界での経験をさらに生かし、キャリアを広げるためには専門性の高い資格の取得が効果的です。続いては、経験者に向けたスキルアップに役立つ資格を紹介します。
システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験は、情報処理技術者試験のなかでも「高度区分試験」に分類される国家資格で、高い専門性が求められる資格です。
システムアーキテクトとはシステムの開発現場で業務内容の分析から要件定義、基本設計まで、システム構築の基礎を担うエンジニアです。情報システムの設計スキルを証明したい経験者に最適な試験となっています。



データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は、データベースの専門知識を深め、企画や要件定義、運用保守から技術サポートまで対応できるスキルを証明するための資格です。
情報処理技術者試験のなかでも難易度は非常に高く、取得すれば職場で高い専門性をアピールできます。
ITサービスマネージャ試験
ITサービスマネージャ試験は、情報システム全体の安定稼働や障害発生時の被害軽減、品質や安全性、信頼性の高いサービス提供を担うIT人材を対象とした資格です。
試験を通じて、IT業務の運用に必要なプロセスや手順を体系的に学べ、実践的なスキルを身につけられます。
ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は、企業の課題解決や業務効率化、IT戦略の立案を担う高度な専門職を目指す人を対象とした資格です。実践的なプロジェクト策定力や運用スキルが求められます。
合格率は低く、ITの基礎知識に加え、戦略的な視点や実行力を試される難易度の高い資格です。
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資格取得の費用と勉強時間の目安!手当の相場も
IT資格の取得にかかる費用や勉強時間は、資格の種類や個々の状況によって異なります。例えば、基本情報技術者試験では、IT未経験者の場合、合格には200時間ほどの学習が目安とされます。1日2時間の勉強を続けると、およそ3~4か月で挑戦可能です。独学で取り組む際は、通信講座の利用や問題集を活用して実力を確認することが重要です。
また、資格取得後には、企業によっては報奨金や資格手当が支給されることがあります。例えば、基本情報技術者試験の場合、20,000~100,000円程度の合格報奨金が支給されることもあります。
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資格取得でIT転職を成功させるポイント
IT転職を成功させるには、自分の知識やスキルを客観的に把握し、それに見合った資格取得を目指すことが重要です。また、常に新しい技術や情報を取り入れる姿勢が、企業からの評価を高めるポイントになります。
自分の知識レベルやスキルを把握する
自分の知識やスキルを正確に把握するためには、これまでのキャリアを振り返りスキルマップを作成して視覚化することが効果的です。転職活動で生かせる経験やスキルが明確になり、最適な転職先を選びやすくなります。
常に最新の技術を取り入れていく
IT業界では技術の進化が非常に速く、日本でも最新テクノロジーである生成AIやメタバースが利用されています。そのため、継続的に活躍するためには最新技術の習得が欠かせません。最新のトレンドに沿った開発手法の導入や新しいプログラミング言語の習得に挑戦することが重要です。
IT転職において資格は、スキルを客観的に証明する信頼性の高い手段となっています。取得する際は目的を明確にし、自分のスキルレベルに合った資格から段階的に挑戦することが成功への近道です。
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