MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）資格には、一般（スペシャリスト/アソシエイト）と、上級（エキスパート）という2つのレベルがあります。一般（スペシャリスト/アソシエイト）は受験せずに、より難易度の高い上級（エキスパート）だけを取得したい人もいるでしょう。
本記事では、上級（エキスパート）だけでも受験できるのかについて解説するため、検討している人はぜひ参考にしてください。
MOS資格のエキスパートとは？
MOS資格の上級（エキスパート）とは、どのような資格なのかについて解説します。
MOS資格とは？
MOS資格とは、Microsoftが販売しているOfficeソフトの知識・スキルを証明できる資格のことです。試験は全部で5科目あり、内容はWord・Excel・PowerPoint・Outlook・Accessとなっています。
Word・Excelの2科目には、一般（スペシャリスト/アソシエイト）と、上級（エキスパート）の2つのレベルが用意されています。Accessは一般はなく、上級（エキスパート）のみです。
スペシャリスト・エキスパートの違い
先述のとおり、Word・Excelの2科目には、一般（スペシャリスト/アソシエイト）と、上級（エキスパート）が設けられています。
一般（スペシャリスト/アソシエイト）は、ツール操作の基礎知識がメインであり、初心者でも合格しやすいという特徴があります。
一方で上級（エキスパート）は、一般（スペシャリスト/アソシエイト）よりも、高度かつ効率的な応用スキルが求められます。
Accessは難易度の高さから2019バージョンでは、上級（エキスパート）の位置づけとなりました。
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エキスパート・スペシャリストどちらを取得すべき？
上級（エキスパート）を取得しておく方が、より高度なスキルを持っていることを証明できるためおすすめです。特に事務職では、上級（エキスパート）のスキルを活かせる場面が多い傾向にあります。
例えばExcelであれば、収集したデータを分析するには、MOS資格の上級（エキスパート）のスキルが役立ちます。Officeソフトの持つ魅力や特性を最大限に発揮するためにも、高度かつ効率的なスキルを求められる、上級（エキスパート）を取得しておくとよいでしょう。
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MOS資格はエキスパートだけ取得できる？
一般（スペシャリスト/アソシエイト）を取得していなくても、上級（エキスパート）の受験ができるのかについて解説します。
エキスパートだけの受験は可能
資格によっては初級レベルから順番に取得していく必要があるため、MOS資格も一般（スペシャリスト/アソシエイト）に合格しないと、上級（エキスパート）を取得できないのか疑問に思う人もいるでしょう。
MOS資格は、一般（スペシャリスト/アソシエイト）を取得していなくても、上級（エキスパート）の受験をすることは可能です。
エキスパートだけでは学べない内容がある
上級（エキスパート）のみを取得するのではなく、一般（スペシャリスト/アソシエイト）も併せて取得するのがおすすめです。
一般（スペシャリスト/アソシエイト）と上級（エキスパート）は、出題される問題の範囲が異なります。MOS資格について網羅的に学べるため、知識やスキルをより身につけたい場合は、どちらも取得しておくとよいでしょう。
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MOS資格エキスパートの受験料
Word・Excel・Accessの上級（エキスパート）の受験料は、共通しています。一般価格と学割価格に分かれており、それぞれの受験料は以下のとおりです。
- 一般価格：12,980円
- 学割価格：10,780円
学割を利用する際は、試験当日に学生であることが条件です。有効期限内の学生証か、発行から3か月以内の在学証明書を提示する必要があります。
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MOS資格エキスパートの難易度
MOS資格の上級（エキスパート）の合格率や合格点は、正式に公開されていません。しかし、体験談や調査をもとに算出すると、一般的に合格率は60％程度とされています。そのため、比較的難易度が高い試験だといえるでしょう。合格ラインの目安は1,000点満点で550点〜850点ですが、科目や問題によって異なります。
一方で、一般（スペシャリスト/アソシエイト）の合格率は60％～80％であり、上級（エキスパート）よりも比較的合格しやすいようです。
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MOS資格エキスパートを取得するメリット
MOS資格において、上級（エキスパート）を受験することのメリットを解説します。
パソコンスキルがアップする
MOS資格の上級（エキスパート）を取得し、パソコンスキルがアップすることで、業務を効率化させられるというメリットが挙げられます。
例えば、Excelにおいては、「ピボットテーブルの作成」「近似曲線の追加」など、高度な機能を理解し習得しなければなりません。さらに、さまざまな関数の知識を身につける必要があります。上級（エキスパート）を取得することで、ツールを最大限に活用できるようになるうえに、生産性を高められます。
就職・転職で役立てられる
MOS資格の上級（エキスパート）の取得が、就職や転職の際に役立つのもメリットの1つです。
MOS資格の上級（エキスパート）を習得できれば、企業の採用担当者に対して応用的なスキルを持っていることを証明できます。特に事務作業が多い企業への就職や転職であればアピールポイントとなり、有利になる可能性があります。
先述のとおり、MOS資格は一般（スペシャリスト/アソシエイト）よりも、上級（エキスパート）の方が難易度は高いため、企業から評価されやすいと考えてよいでしょう。
しっかり勉強すれば取得できる
上級（エキスパート）の試験は難しそうと感じる人もいるかもしれませんが、しっかり勉強すれば合格が可能です。仕事や家事などで忙しくてもスキマ時間で勉強して、応用的なスキルを習得できることを証明し、目的に近づきましょう。
独学よりも効率的に勉強するのであれば、パソコン教室を活用するのもおすすめです。
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MOS資格エキスパートの勉強時間の目安
上級（エキスパート）を初心者が目指すなら、勉強時間は80時間程度必要とされています。パソコン知識がある人なら、45時間程度でも目指すことが可能です。1日2時間程度の勉強で3か月程度はかかります。
MOS資格エキスパートの勉強方法
上級（エキスパート）を取得するためには、どのように勉強したらよいのでしょうか。ここでは、上級（エキスパート）の取得に向けた勉強方法について解説します。
問題集に取り組む
MOS資格の公式問題集を活用して独学で勉強に取り組むのもよいでしょう。演習問題や模擬試験問題を解いて学習を進めます。間違えた問題はしっかり復習し、本番で解けるようになることが大切です。
受験当日は問題集で得た知識を活用して、実際にパソコンで指定された課題をこなさなければなりません。自分に合った問題集を選んで、効率的に勉強しましょう。
通信講座を利用する
通信講座を利用して、学習する方法もあります。スキマ時間を活用して自宅でも勉強できるため、仕事や家事、育児などと両立して学べます。
実際の操作方法も画面越しに確認でき、テキストのみの学習よりも理解しやすいでしょう。チャットでの質疑応答やサポートなども受けられることから、勉強時間に制限がある場合は通信講座を利用してもよいでしょう。
パソコン教室に通う
パソコン教室であれば、分かりやすいカリキュラムが組まれているため、効率的に学習できます。専門講師による指導が受けられるうえ、質問もその場で解決できることから、パソコンの操作が不安な人におすすめです。
学習面での管理もしてもらえることで、モチベーションを高く維持し続けやすいのも特徴です。
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MOS資格エキスパートの活用方法
MOS資格の上級（エキスパート）は、特に事務職で活用できます。取得した資格をより活用するためには、知識を実務によって実践的なスキルとして変換し、身につけていくことが大切です。
使用する頻度や機能が増えることで、さらなる業務の効率化を図れるようになります。
MOS資格がいらないと言われる場合の理由は？
MOS資格が必要ない業務・業界もあることが、MOS資格はいらないとされる理由です。MOS資格の上級（エキスパート）はサポート業務で役立つスキルで、業務・業界によっては使う機会がほとんどないこともあります。
一方で、書類が多い業界では、書面作成・修正などに上級（エキスパート）レベルの知識が必要となるため、取得しておくとよいスキルだといえます。
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MOS資格エキスパートに落ちる要因
勉強が不十分であれば、MOS資格の上級（エキスパート）に落ちる要因になります。
関数・絶対参照・相対参照・複合参照を十分に理解できていない場合も、合格には届かない原因となるため、理解できるまで学習を繰り返すことが重要です。
テーブル・ピボットテーブル・グラフなども、実践できる状態で挑む必要があるため理解しておくようにしましょう。
MOS資格の上級（エキスパート）を取得しておくと、Officeソフトの応用スキルを持っている証明になるため、就職や転職の際に有利になります。さらに業務を効率化させ生産性を向上させることにも役立つため、取得しておくと便利なスキルだといえます。
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