パワーポイントは、プレゼン資料の作成などで用いられるメジャーなソフトウェアです。視覚的に分かりやすく説得力のあるスライドが簡単に作れるため、ビジネスシーンを中心に幅広く使用されています。
本記事では、MOS（Microsoft Office Specialist）資格の1つである、パワーポイントについて解説します。
MOS資格とは？
まずは、人気のパソコンスキル資格であるMOS資格の概要について解説します。
MOS資格はパソコンスキルの人気資格
MOS（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）は、世界的に試験が実施されているパソコンスキルの資格です。
MOS資格を取得することで、Microsoftが販売するOfficeソフトに関する知識・技術の証明が可能です。MOS資格の勉強を通して、汎用的なパソコンスキルを身に付けられます。
MOS資格の試験科目
MOS資格の試験科目は、以下の5種類に分かれています。
- ワード（Word）
- エクセル（Excel）
- パワーポイント（PowerPoint）
- アクセス（Access）
- アウトルック（Outlook）
パワーポイントは、プレゼン資料や企画書などの作成に使用されることが多いソフトです。
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MOS資格のパワーポイントはどんな試験？
MOS資格のうち、パワーポイントではどのような試験が実施されるのか解説します。
パワーポイントとは？
パワーポイントはプレゼンテーションに特化したソフトウェアです。文字や画像を組み合わせて、視覚効果の高いスライドを簡単に作成できます。クライアントへのプレゼンや社内会議での説明など、業種を問わず使用する機会は多いでしょう。
ビジネスパーソンであれば、基本操作はマスターしておきたいソフトウェアですが、特にプレゼンの機会が多い営業職やマーケティング職の人は、効果的な使い方を熟知しておくとよいでしょう。
MOS資格のパワーポイント試験概要
MOS資格のパワーポイント試験では、パワーポイントのバージョンにより以下の3種類に分かれています。自身の使用する機会が多いバージョンに合わせて受ける試験を選びましょう。
- PowerPoint 365
- PowerPoint 2019
- PowerPoint 2016
試験の方法は、コンピュータを使った実技試験（CBT）です。合格点を取得できれば資格を取得できます。受験資格は設けられていないため、年齢や学歴を問わず誰でも受験可能です。
MOS資格のパワーポイント出題範囲
MOS資格のパワーポイント試験で出題される問題の範囲を、パワーポイントのバージョンごとに解説します。
PowerPoint 365
「PowerPoint 365」の試験では、以下の範囲から出題されます。
- プレゼンテーション/スライドの管理：オプションなど全体の設定やスライドの挿入・変更など
- テキスト/図形/画像の挿入、書式設定：テキストや図の配置・並べ替え、リンク設定など
- グラフ/SmartArt/表/3Dモデル/メディアの挿入：表・グラフなどの挿入、設定変更など
- 画面切り替え/アニメーションの適用：画面切り替え・アニメーションの設定など
PowerPoint 2019
「PowerPoint 2019」の試験では、以下の範囲から出題されます。
- プレゼンテーション/スライドの管理：オプションなど全体の設定やスライドの挿入・変更など
- テキスト/図形/画像の挿入、書式設定：テキストや図の配置・並べ替え、リンク設定など
- グラフ/SmartArt・表・3Dモデル・メディアの挿入：表・グラフなどの挿入、設定変更など
- 画面切り替え/アニメーションの適用：画面切り替え・アニメーションの設定など
PowerPoint 2016
「PowerPoint 2016」の試験では、以下の範囲から出題されます。
- プレゼンテーションの作成、管理：新規プレゼンテーションの作成や全体の設定、スライドの挿入・変更など
- テキスト/図形/画像の挿入、書式設定：テキストボックスや図の挿入、書式設定、並べ替えなど
- グラフ/SmartArt/表/メディアの挿入：表・グラフなどの挿入、設定変更など
- 画面切り替え/アニメーションの適用：画面切り替え・アニメーションの設定など
- 複数のプレゼンテーションの管理：プレゼンテーションの結合や仕上げなど
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MOS資格のパワーポイントがおすすめな人
スキルアップや就職・転職の際のアピールポイントとして、MOS資格のパワーポイントを取得したいと考えている人もいるでしょう。MOS資格のパワーポイントの受験がおすすめの人の例を紹介します。
スキルアップしたい
MOS資格のパワーポイントは、今よりスキルアップしたいビジネスパーソンにおすすめです。資格の取得によって、使用機会が多いパワーポイントの機能を網羅的に理解できます。
普段の業務ですぐに実践できる実用的なスキルが身に付くほか、今まで知らなかった便利な機能を覚える機会にもなります。
日常的にプレゼンの機会がある
日常的にプレゼンを行う機会のある人にとっても、MOS資格のパワーポイントは有益な資格です。
パワーポイントを使いこなせれば、簡単に分かりやすい資料を作成できます。資料の完成度によってプレゼンの説得力は変わるため、パワーポイントのスキルがあればプレゼンでの活躍が見込めるでしょう。
就職・転職活動が控えている
MOS資格を保有していれば、就職・転職活動で評価される場合もあります。特にプレゼンや資料作成の機会が多い職種を希望している場合、スキルや意欲を認めてもらいやすくなるでしょう。
MOS資格はメジャーなパソコンスキル資格で企業の認知度も高く、自分のスキルを客観的にアピールしたいならおすすめの資格です。
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MOS資格のパワーポイント難易度
MOS資格のパワーポイント試験は、1,000点満点中700点以上で合格といわれています。公式の合格率は明らかにされていないものの、一般的には約80％と考えられているようです。普段からパワーポイントを使用している場合は、それほど難易度は高くありません。
MOS資格のパワーポイント試験詳細
ここでは、MOS資格パワーポイント試験の試験時間や出題数、合格発表の方法を解説します。
試験時間・出題数
試験時間は50分で、出題数は30問前後です。出題は6つのプロジェクトに分かれており、1プロジェクトあたり5～6問が出題されます。設問ごとの関連性はなく、1問ごとに独立しているため、わかる問題から解いていくことが可能です。
実際の試験では、試験会場に設置されたパソコンで、指示されたとおりの操作が行えるかテストします。なお、試験に使用するOSはWindowsのみで、Macでの試験は行われていません。
合格発表
試験が終了したらパソコンの画面に得点と合否が表示されるため、当日すぐに合否を確認できます。
資格の証明書には、Web上で合格認定証が確認できる「デジタル認定証」が使用されています。試験当日の受験者IDとパスワードでデジタル認定証にログインすると、PDFの認定証が表示されます。PDFはダウンロードして印刷することで、正式な合格認定証として使用可能です。
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MOS資格のパワーポイント申込方法
MOS資格のパワーポイントの受験方法には全国一斉試験と随時試験があり、それぞれ申込の方法や期日が異なります。
試験日程
全国一斉試験は毎月1〜2回開催されています。受験日ごとに設定されている申込期間中に、MOS資格の公式Webサイトから申し込みます。受験地域は全国約30か所から選択可能です。
随時試験は各試験会場が日程を決める試験で、全国約1,200か所の会場でほぼ毎日試験が実施されています。申込方法は試験会場ごとに異なるため、最寄りの試験会場を調べてみましょう。
東京・千葉・埼玉・神奈川の会場をお探しなら、パソコン教室ISA併設のISAテストセンターが駅から近く便利です。日程によっては１営業日前の朝まで申込みを受け付けています。
受験の費用
PowerPoint 365、PowerPoint 2019、PowerPoint 2016共通で、受験費用は以下のとおりです。
- 一般価格：10,780円
- 学割価格：8,580円
全国一斉試験でも随時試験でも受験費用は変わりません。学割を利用する場合は、試験当日に学生証、もしくは発行から3か月以内の在学証明書を提示する必要があります。
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MOS資格のパワーポイント勉強方法
MOS資格のパワーポイントでは、どのような勉強をすればよいのか解説します。
問題集で独学する
パソコンを使い慣れており、パワーポイントを使用した経験のある人なら、独学でも合格を目指せます。問題集や対策テキストが市販されているため、活用してみましょう。
参考書を読むだけでも、パワーポイントの機能について学ぶことができます。
通信講座を利用する
「独学は不安だけれど教室に行くほどでもない」という人には、通信講座がおすすめです。自宅などで場所を選ばす勉強でき、独学よりも効率的に試験範囲を勉強できます。
不明点があれば、講師に質問して解消できることがポイントです。
パソコン教室に行く
1人で勉強を続けられるか心配な人や、試験までモチベーションを維持できるか不安な人は、パソコン教室に通って勉強する方法もあります。
対面で詳しい解説を受けることができ、集中できる環境で効率的に勉強することができるでしょう。
MOS資格のパワーポイントは国際的にも認知度の高い資格であり、パワーポイントの機能や操作方法を網羅的に学べます。パワーポイントはビジネスシーンでの使用機会も多いため、スキルアップや就職・転職活動にも有効な資格です。
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