MOS資格

MOSのWord資格とは?一般・上級レベルの違い、試験の勉強方法を紹介!

パソコンスキルを証明できる資格の1つに、MOS(Microsoft Office Specialist)のWord資格があります。資格を持っていると客観的にスキルを示せるため、パソコンスキルがあることをアピールしたい場面で説得力が増します。就職や転職でも役立てられるでしょう。本記事では、MOSのWord資格の特徴や勉強方法を解説します。

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MOS資格とは?

MOS資格にはWordの他にもいくつかの種類があります。まずはMOS資格の概要を確認しておきましょう。

Microsoft社が運営するMOS資格

MOSはマイクロソフト オフィス スペシャリスト資格といい、Microsoft社が運営する資格のことです。MOS資格を持っていると、Microsoft社製品のスキルがあることを証明できます。Microsoft社が提供する製品ごとに試験が用意されており、バージョンやレベル分けがされています。1997年から始まった資格で、パソコン分野の資格試験としては、国内最大規模です。

※参考:MOSとは/MOS取得のメリット|MOS公式サイト

MOS資格の試験科目

MOS資格は、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5科目に分かれており、それぞれバージョンごとに試験があります。Word・Excelは、さらに一般レベルのスペシャリスト/アソシエイト、上級レベルのエキスパートに分かれています。出題範囲や難易度が異なり、はじめからエキスパートに挑戦することも可能です。

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MOS資格のレベル

MOS資格のWord・Excelには、一般レベルのスペシャリスト/アソシエイトと、上級レベルのエキスパートがあります。それぞれどのくらいのスキルがあればよいのでしょうか。

一般(スペシャリスト/アソシエイト)

一般レベルのスペシャリスト/アソシエイトでは、一般的によく行われる作業で使う基本的なスキルが問われます。文字のフォントやサイズの変更、文書や表の作成、印刷など、基礎知識が中心になるため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。Microsoft社製品の初心者の場合、まずはスペシャリストの資格取得を目指すと、実践的なスキルを身に付けられます。

上級(エキスパート)

上級レベルのエキスパートでは、基礎知識に加えて、より高度な応用スキルが求められます合格率も下がる傾向にあるため、入念な対策が必要です。いかに業務を効率化できるか、生産性を向上させられるかがポイントとなります。エキスパートを持っているとアピール力がアップしますが、まずは基礎的なスキルを身に付けてから挑戦することがおすすめです。

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MOSのWord資格・一般レベル

MOSのWord資格の一般レベルには3つのバージョンがあります。大まかな内容は同じですが、バージョンによって異なる作業が出題されるので、出題範囲はしっかり確認しておきましょう。

Word 365(一般)

Word365に関するスキルを問われる試験で、誰でも受験できます。コンピューターを使った実技試験(CBT)が実施され、試験時間は50分間です。

出題範囲は、文書の管理、文字・段落・セクションの挿入と書式設定、表・リスト・参考資料の作成と管理などです。さらにグラフィック要素の挿入と書式設定、文書の共同作業の管理に関する内容も出題されます。参考資料の作成と管理では、脚注と文末脚注、目次の作成および管理のスキルが求められます。

Word 2019(一般)

Word2019に関するスキルが問われる試験で、誰でも受験できます。コンピューターを使った実技試験(CBT)が実施され、試験時間は50分間です。

出題範囲は、文書の管理、文字・段落・セクションの挿入と書式設定、表・リスト・参考資料の作成と管理、グラフィック要素の挿入と書式設定、文書の共同作業の管理です。参考資料の作成と管理では、参照のための要素と一覧の作成および管理のスキルが求められます。

Word 2016 スペシャリスト(一般)

Word2016に関するスキルが問われる試験で、誰でも受験できます。コンピューターを使った実技試験(CBT)が実施され、試験時間は50分間です。

出題範囲は、文書のオプションと表示をカスタマイズする、文字列や段落の並び替えやグループ化、参考資料の作成・管理、SmartArtの挿入・書式設定などが出題されます。ほかの2つバージョンの出題範囲には文書の共同作業の管理がありますが、Word2016スペシャリスト(一般)にはありません。

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MOSのWord資格・上級レベル

MOSのWord資格エキスパート(上級レベル)も3つの種類があり、それぞれ出題範囲が異なります。

Word 365 エキスパート(上級レベル)

Word365の高度なスキルに関する試験で、誰でも受験できます。コンピューターを使い、50分間の実技試験(CBT)を実施します。

出題範囲は、文書のオプションと設定の管理、高度な編集機能や書式設定機能の利用、ユーザー設定のドキュメント要素の作成、高度なWord機能の利用です。段落・文字・テーブルのスタイル、文献目録の作成および管理などがあります。

Word 2019 エキスパート(上級)

Word2019の高度なスキルに関する試験で、誰でも受験できます。コンピューターを使い、50分間の実技試験(CBT)を実施します。

出題範囲は、文書のオプションと設定の管理、高度な編集機能や書式設定機能の利用、ユーザー設定のドキュメント要素の作成、高度なWord機能の利用です。マクロを作成・変更したり、差し込み印刷を行ったりします。

Word 2016 エキスパート(上級)

Word2016の高度なスキルに関する試験で、誰でも受験可能です。コンピューターを使い、50分間の実技試験(CBT)を実施します。

出題範囲は、文書のオプションと設定の管理、高度な機能を使用した文書のデザイン、高度な機能を使用した参考資料の作成、ユーザー設定の Word 要素の作成です。校閲用に文書を用意したり、高度な編集・書式設定をしたり、ほかの言語やユーザー補助機能に対応した文書を準備したりします。

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MOS のWord資格を取得するメリット

MOSのWord資格を取得すると、パソコンスキルがアップするだけでなく、ビジネスシーンでもメリットがあります

実用的なパソコンスキルを証明できる

パソコンスキルがあっても、どの程度のスキルがあるのかを具体的に証明するのは簡単ではありません。資格があれば客観的にスキルを証明でき、実用的な操作ができることをアピールできます。即戦力になることを証明できるため、特に就職や転職で有利になります。

グローバルに活かせる

就職や転職に役立つ資格はMOS以外にも多数設けられていますが、日本国内でなければ通用しない資格もあります。一方Microsoft社の製品は世界中で使用されており、MOSはMicrosoft社が主催している資格です。そのため外資系企業で働く場合や日本以外で働く場合も資格を活用でき、グローバルに活かせます

MOSはビジネスで使われる場面が多い

MOS資格のなかでも、Wordはビジネスで使われる場面が特に多い製品です。日常的に使う機会が多いため、身に付けたスキルを活かして普段の業務の効率化が期待できるのはもちろん、転職した際に役立つ可能性がある点もメリットです。

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MOS のWord資格を活かせる場面

先述したように、MOSのWordはビジネスで使われていることが多く、仕事で使える実用的なスキルが身に付きます。そのため、仕事において活かせる場面が多い資格です。例えば、プレゼンテーションや、メールのやり取りをするための文書・資料を作成したり、会議の議事録を作成したりと、幅広い業務で資格を活かせます。

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MOS のWord資格の勉強方法

MOSのWord資格の勉強方法は、独学の他、通信講座やパソコン教室を利用する方法があります。

独学で勉強する

MOSのWord資格は、テキストが多く独学でも勉強できます。独学ならテキスト代と勉強できる時間があれば資格取得を目指せるため、費用を抑えられます。一方で、わからない部分が出てきてもその場で質問できず、疑問点を解決するまで時間がかかりやすい点はデメリットです。また、エキスパートはより高度な知識が必要なので、参考資料の選び方にも工夫が必要です。

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通信講座を利用する

MOSのWord資格を取得するための通信講座も開かれています。通信講座ならスキマ時間を使って自由に勉強を進められるだけでなく、わからない部分を教えてもらえるなどのサポートがあります。とはいえ、質問に対する回答がすぐに得られるとは限りません。1人で勉強を進めなければならず、モチベーションの維持が難しくなるケースもあります。

パソコン教室に通う

パソコン教室に通うとカリキュラムを立ててもらえるので、資格取得の勉強方法がわからない人でも効率的に勉強ができます。専門の講師がわかりやすく指導してくれる点や、周囲の人と切磋琢磨できる点もメリットです。ただし、パソコン教室ならどこでもよいわけではありません。合格を目指すためには、実績があるパソコン教室を選ぶことが大切です。

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まとめ

MOSのWord資格は、実用的なパソコンスキルを身に付けられるだけでなく、スキルがあることの証明にもなります。現在業務でMOSを使用している人はもちろん、就職・転職を控えている人も取得しておくと活用できます。資格取得は独学でも目指せますが、専門の講師の指導を受けられるパソコン教室の利用がおすすめです。

ISAパソコン教室は40年近い実績があり、ここ10年ではMicrosoftジャパンが1年に1社選ぶ、Learning Awardを3度受賞しています。講師は当社社員で、講師の質も担保されているのが特徴です。MOS資格取得を検討している人は、ISAパソコン教室にご相談ください。

ABOUT ME
石井麻美
パソコン教室ISA講師の講師です。 主にOffice系(Word Excel Access PowerPoint)やVBAの授業を担当しています。 Microsoft Office Specialist VBAスタンダードクラウン 資格取得済
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